本日は2008年の終わりの日にあたる。したがって、アルペジョーネの型(モールド)を飾ってみた。
正式に内型というモールドは立体的で中に胴体分の厚みゲタをはいているために重い。
今回記念に壁飾りとするモールドは、リブの削り台に使っていたシンプルなモールドを利用する。

mold-arpeggione.jpg

外周はアルペジョーネのデザインだが、内側にくり抜いたものは実は4/4フルサイズのヴァイオリン デザインである。
モールドだけではさびしいため、弓も一緒に飾ってみた。
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トーガマンのJ.ウィルソン氏から相互リンクを快諾いただき、また彼のフォーラムに筆者のブログを紹介していただいた。

http://www.bowedguitar.com/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=264&post_id=1060&order=0&viewmode=flat&pid=0&forum=14#forumpost1060

GuitarViol on Japanese Arpeggione Blog!
Hey gang,

Over the months, I have had a friendly exchange with Dr. Osamu Okumura (Arpeggione scholar/specialist of Japan). Here is a current blog he posted on his Arpeggione website. I encourage you to abosorb his website (however, you may want to learn Japanese or use Babel Fish to get a gisted translation.)

http://arpeggione.blog48.fc2.com/

On his blog, there is an ongoing saga of his current Arpeggione build. He uses similar micro sanding finishing techniques to mine but with traditional Oil Based Varnishes. In fact the paper I use is from Japan. (Apparently, he is now having similar fun like I had stripping and doing over as I documented on a recent build...... )

What a joy it is to hook up with like minded folks around the world on this special instrument! Reading about the Arpeggione in January 1989 changed my life and I was hooked. In that recent past (before the internet) it was hard to gather information on the Arpeggione. I was scouring libraries looking for any nugget of info in the Arpeggione. In those days, I took a lot of heat from builder and Philharmonic violinists. They all asked, "why do you want to build that thing?". They all thought I was mad. (maybe ) Ha ha!

Pan ahead 20 years later, here we are! From Japan to the US and all around the world. How great is that? We would be honored to have Dr Okumura chime in on the forum sometime! (He does well with English). In any event, I am sure we will follow his blog and post update links here on the BG forum!

Cheers! Happy 2009!

Jonathan

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トーガマンギター(www.togamanguitars.com)を主宰しているJonathan Wilsonさんから、相互リンクの承諾を得た。

私はあなたのアルペジオーネ・ウェブサイトを楽しみに拝見した。1989年に、私は最初にアルペジオーネを知ったとき、私の人生に大きな瞬間だった。
最近、私は現代的なギター・ヴィオール(GuitarViols)と呼ばれるエレキ楽器を作った。またいま、アコースティック楽器製作に情熱をそそいでいます。
写真へのリンクは以下です。
http://i290.photobucket.com/albums/ll262/togawino/PaulCharise1JPG.jpg

PaulCharise1JPG.jpg

http://i290.photobucket.com/albums/ll262/togawino/PaulCharise4JPG.jpg

PaulCharise4JPG.jpg

http://i290.photobucket.com/albums/ll262/togawino/PaulCharise6JPG.jpg

PaulCharise6JPG.jpg


さらにこれらの楽器の演奏プレゼンテーションは、YouTubeの動画に掲載しています。
http://www.youtube.com/watch?v=kWSeMTTdp2k
敬具

Jonathan Wilson
www.togamanguitars.com

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アルペジョーネ奏者で、メディタレーニアン大学で音楽準教授をしている、友人のニコラスからメールを受信した。

ーーー 概略ーーー

私はアルペジオーネ演奏者として、そしてfortepianoファマグスタとフランスの文化センターニコシアがピアノ奏者として、東地中海大学音楽部キプロス島で、約一週間にわたり、特別な演奏会を開催します。

シューベルト、アルペジオーネ・ソナタ(オリジナルバージョン)などの古いものと、現代曲=新しい作品を実行します。
そして、2つの歴史的なfortepianos ( 1795 、 1828 )を使って、一週間、フランス領のキプロスで開催するのです。
また、これらのfortepiano演奏とともに、斬新なプレゼンテーションでは、アルペジオーネ(古いものと新しいもので自分のプロジェクトについての講義)をします。
いつものように、あなたが私のウェブサイトはその情報についての詳細を見つけることができます。
http://www.nicolasdeletaille.com/en/concerts_en.php
アルペジオーネの愛好家には、非常に関心のある情報だと思います。
私はあなたの新しい年で、とても幸せと成功願います。
敬具
ニコラス Deletaille

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arpeggione fortepiano project in Cyprus
14-16 January 2009

Artist(s) :
Nicolas Deletaille, arpeggione

arpeggione20deletaille20la20brigue20web.jpg

Alain Roudier, fortepiano

graf1827.jpg


Programme :
The French pianist Alain Roudier brings from France two historical pianos for one musical week in Cyprus. The first one is from Mozart time (Walter - ca. 1795), the other one is from Schubert time (Schätzel - Ca. 1828)
Alain Roudier will give lectures about the history of fortepianos; he will offer the rare opportunity for the Cypriot piano students to discovert the art of playing on historical pianos. Finally, alone or with Nicolas Deletaille on arpeggione, four concerts will happen with classical repertoire (Mozart and Schubert) or modern pieces (Vodenitcharov, Bailie, Albini)

These events are made possible thanks to Alain Roudier and the Association Ad Libitum, the French Cultural Center in Nicosia, the Goethen Zentrum in Nicosia, the Eastern Mediterranean Univeristy, the European Univeristy Cyprus and the Cyprus Musicology Forum.

Wednesday January 14 - 4 p.m.
Eastern Mediterranean University, Famagusta - Music Building, Chorus room
Lecture: the history of fortepiano
Master classes for pianists

Wednesday January 14 at 8 p.m. - Fortepiano concert
Eastern Mediterranean University, Famagusta - music Building, Chorus room
W. A. Mozart: Sonata in B flat Major
Franz Schubert: Piano Sonata in B flat Major D.960

Thursday January 15
Eastern Mediterranean University, Famagusta - Music Department, chorus room
11h30: Lecture: the historical and modern arpeggione
World first performance of "Rumination" (2008) for arpeggione and fortepiano by Benjamin Bailie (composition student at Eastern Mediterranean University)
World first performance of "In crescendo" (2008) for solo arpeggione by Giovanni Albini

Thursday January 15 at 8 p.m. - concert
Twin Churches, Famagusta
Franz Schubert: Sonata for violin and fortepiano in g minor D.408
Franz Schubert: Klaviestücke No 2 in E flat major D946
Boyan Vodenitcharov: Preludium for arpeggione and fortepiano
Laurent Mettraux: Le Sommeil de la Raison produit des Monstres, after Goya, for solo arpeggione (M.647)
Franz Schubert: Sonata for arpeggione and fortepiano in a minor D.821

Friday January 16 at 11 a.m.
PA.SY.D.Y Auditorium, Nicosia
Lecture: the history of fortepiano

Friday January 16 at 2 p.m.
PA.SY.D.Y Auditorium, Nicosia
Master classes for pianists

Friday January 16 at 8:30 p.m.
PA.SY.D.Y Auditorium, Nicosia
Franz Schubert: Sonata for violin and fortepiano in g minor D.408
Franz Schubert: Klaviestücke No 2 in E flat major D946
Boyan Vodenitcharov: Preludium for arpeggione and fortepiano
Laurent Mettraux: Le Sommeil de la Raison produit des Monstres, after Goya, for solo arpeggione (M.647)
Franz Schubert: Sonata for arpeggione and fortepiano in a minor D.821


Location :
Cyprus Island

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下塗りと着色ニス、それに関係するセットを整理した。

1)下塗りは、ミネハラからネット通販で購入した油性の楽器専用ニスKIT、やすり#600を主に使用。

2)着色ニスは、DIY店で購入した、ウレタンニス、速乾性、ワシン 油性ニス・スプレー.

ヘッドの着色はスプレーで何とかできたが、ボディについては平面、湾曲面が広いため、新たに同質で、同じローズ色の着色ニス瓶と薄め液缶、刷毛、ローラー刷毛などを求めた。

nisu-set.jpg

3)その他は、紙ヤスリ各種、透明ビニール手袋(毛染め液の付属品を利用)。水入りスプレー(部屋の香料スプレーが入っていた空ビンを

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ニスの表面研ぎは、紙やすりだけだと白い粉がふいてなかなかざらついてしまう。ヴァイオリン製作者のサイトを見ても、このやすり研ぎの写真はあまりない。
知人でこの写真を唯一掲載されている方法に、水研ぎがあった。そうか、ざらつきによってあまりとぎにくいのだなあと理解し、自分もチェレンジしようと試みた。
結果は正解。つまり水をすこし掛けながら、耐水性の紙やすりをするとするすると滑らかに研げるのだ。なるほど先人はすばらしい経験をされているのだなあとひたすら感心したのだった。

写真奥にあるのは水の入ったスプレー容器。

写真の右から#600、次いで800など、そして左はさらに細かいやすり#1000へと研いでいく。

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ボディの横板はあまりニス塗りのざらつきは少なかったので、#600のブロックで均した。

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さらに、違ったサイトの製作者では、水と石鹸を混ぜて研ぐようだ。

表面は乾くと白いこうがふいたようにはなるものの、研ぎ前の準備と研ぎそのものの工程は便利な手法でこれからも頻繁に使っていこうとおもった。

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ニス塗りには磨きがつきもの。段差やハケムラ、ほこりなどの除去にきめの細かなやすリが必要。
で、水研ぎ・空研ぎ兼用の耐水性紙やすりを各種用意した。

木片に両面テープを貼り、紙やすりを巻きつける。#400,600,800,1000番の4つ。

yasuri-taisuisei-paper.jpg

写真の一番下にあるのは、製作中の#1000 ヤスリ・ブロック。

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今日で3回目、ヘッド部分を色づけする。#600-1000番のサンドペーパーでムラになっているところをさっと軽くならす。
つづけて往復、3回のスプレー。ところが、やっぱり行いが悪いせいか、ダマになってしまう。どうやら3回の吹きつけだと表面に盛り上がり、速乾性だけにそれが気泡を含んで固まってしまうのだ。
3回はやりすぎだと反省したが、これも愛嬌であり、日光消毒?によりいい色気がついたことは事実。
太陽の恵みに今日も感謝しましょう!
そういえば昨夜はクリスマスだった、ニス塗りがかろうじて成功理に修了したことで1日遅ればせながらのクリスマスを祝おう。
近所のキリスト教会で子供と家族向けコンサートがあるはず。楽器作りには、ハードウエアも大切ですが、こうしたソフト環境で充電するのも悪くはない。

夕陽を浴びると早く乾き、輝ける未来を期待できそうな?アルペジョーネのヘッドを堂々と吊してみた。

head-kanso.jpg

隣のチェロのヘッド、ネックよりもまぶしさがありそうな気分、なんちゃって親ばかぶりにあきれる。


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アルペジョーネを吊るしたが、義兄弟のチェロ、そしてギター(バックパッカー用のテナーギターですが)をそろえてみた。

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関係は今回ないのだが、このニススプレーによってテスト塗りをした前回のアルペジョーネ表板を壁掛けディスプレーにしてみた。ちょっとデコラティブでいいんじゃない?自我自賛のクリスマスである。

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「案ずるより産むが易し」、このことわざは正しい!一晩寝かせたことで完全に乾いていた。乾燥が完璧であったことで2回目の重ね塗りはスムーズに行えた。この方法は知ってしまえば、いとも簡単なのだ。
ウレタンニス、速乾性、ワシン 油性ニス・スプレーさんありがとう!!
説明チラシには「木目の自然の美しさを生かす塗料」とはなからうたっているではないか。そのとおりです。
使用方法は、乾燥時間が約60分の速乾タイプ、塗り重ねる場合は2時間以上乾かすとある。
そうか、一晩寝かせなくてもいいんでね。
サンドペーパー#240程度であて木をし、軽くかけるとある。これは最初の段階を意味しているのだ。
重ね塗りのときは、#320くらいを推薦している、と。
そうすると、水研ぎ、空研ぎの兼用で購入していた#600、800、1000は仕上げに使うことになろう。
厚塗の同じ失敗は避けなくてはならない。このため1日2回、間をあけ、十分に乾燥と、軽いサンドペーパーかけに専念しよう。
規則正しい生活として、この作業に加え軽い散歩とか、お肌の手入れ、ビタミンC、D・・・の摂取なども怠るな!いましめにそう宣言した。

今後の重ね塗りについては、同じ条件、同一の場所、角度などに留意して撮影すればいいのだね?ワトソン君。

ボディの色にヘッドの色がやや近づいてきた。

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斜めより眺める

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裏面、もっとも難しい彫刻の溝も色づく

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アップの写真によると、そうとうローズ色というよりむしろ本来のニスが浮き上がった感じがする。
ちょっと19世紀初期の頃という時代考証であると、もっと暗めにしたほうが値打ちがあると思うのだが、こんな心配は次期製作に留意した方が無難かな?

カラー・イメージが変化するとこうも楽しい楽器に変身するし、また楽器を触ろうとか、演奏しようなどのモチベーションも向上するのだね!

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「失敗は成功の母」といわれる、これを信じて1日考えた。いままでの方法を変えてみた。
つまり薄く複雑な表面にニスを塗る方法は何か?答えはスプレー。
楽器工房はたぶんこんな珍方法はとらないだろう。ひたすら刷毛で何度も塗りなおしていくのがかれらの堅固なセオリーだ。
刷毛塗り十数年のキャリアをもってしても、マイスターの人には完成度の点では劣る。
アマチュアでも勝てそうなのはもっとも手軽なスプレーニスではなかろうか?
手軽だし、薄め液などの調合という手間暇はかからない。しかしだ、ここで前の失敗をもういちど検証しなくてはいけない。
一度にどっと厚く塗りかためてはいけない・・・という原則を。美人はしっとりとした薄化粧であるべきで、おばちゃまの厚塗りでは品格に欠けよう。

まず、気を付けるのは、ボディの色と一致するべきレベルに合わせることだ。このため、徐々に1-2日かけて噴霧し乾燥する。

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オイルを塗っていたら、気分が悪くなった。このテレピン油系統が合わないのかもしれない。
アルコールだともっとシンナーににたにおいだから、体に悪そう。

調子が悪かったのか、ヘッドに塗った部分にムラができ、結局、また金属ヤスリで削りとってしまった。

head-kezuri.jpg

一度こびりついたニスは簡単に落とせない、とくに形状の複雑な彫刻部分とか溝は困難。

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表の平らな部分だけは、落とすことができたが、彫りこんだエリアはそのままに残してしまった。
後で濃いニスで着色すれば、目立たないだろうと安易に考えてしまった。

head-naosshi.jpg

3年前に試作していた表板を、ローズ色の油性ニスで色づけしてみた。2回目でローズよりももっと茶色に変わってしまった。
やはりセオリー通り、2-3倍に希釈して薄く塗り重ねないと理想の色に近づくことはできないのだ。

一気に濃い色をつけては品が無くなってしまうのか。薄い色でも年輪で表面があせたり、渋みが出るから、やはりもっと薄めにしようと反省しきり。

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失敗の連続です。

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重ね塗りでは、こまかな凹凸がでる。このでこぼこを平均にして、再度の塗りにむらをつくらないようにするには粒子のこまかいサンドペーパー#800-1000番を使用する。

これを木のブロックに巻きつけて、数種類を準備をしておくと便利だ。また電動サンダーの替え布サンダーもそのまま適宜に使う。

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黄色のクロスは、ニス下塗りキットに含まれたもの。たぶんこれはキンチョウサッサとは同じ材質とも考えられる。

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全体写真

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全体の塗り状況

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天井からぶら下げているバックパック用ギターの表板の色に近づいた。
隣にあるのはチェロ(フルサイズ)のネック、ブロック、そして弓が見える。

2回目の重ね塗りでも全体のイメージが楽器らしくなって正解だ。

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裏面のバーズアイ・メープルがまぶしく光る。この平面のはぎ合わせは、鳥の目のように斑点が数種類、模様に散らばっていることで名づけられている。いい柄ではないか、と自我自賛している。

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ヘッドの裏側は彫刻したもので、ニスを塗ったことでより浮き出た表情になってきた。

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数時間経ったので軽くサンディングし、ふき取る。次の作業は重ね塗りでムラがでないように丹念にぬっていく。

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Musicmakers 社のInstrument Finish オイルを開けてみた。匂いは油絵教室でよくかぐテレピン油にちかい。なつかしい高校の油絵演習を思い出した。

スポンジ柄を用いて、少し浸みこませタンポのように全体に叩いていく、結構スムーズに広がりなめらかにのびる。

先にヴァイオリン白木をこのオイルでコーティングしていたブログ、「せばすちゃん氏」の記事を再度確認してみた。
薄く塗り、その後は細かなペーパーやすりがけして、またまたその繰り返しを10数回かさねるのだな。氏のノウハウによると、1回目がスプルースなどの柾目方向に塗ったとしたら、2回目はこの目に直角にぬって平均化する方法だという。つまり碁盤の目のような手順だと理解した。

アルコールニスは溶解ニスの具合で、下地にあるニスが溶けてきて、結果はまだらになるとのことだが、氏のノウハウには続きがあった。
前回はオイルニスなら、次回はアルコール、その繰り返し・・・であるなら、まだらが起きないとのこと。そうか、かれは研究熱心なんだね。

わたしも彼のノウハウにあやかろうと決めた。ヴァイオリン制作者のHP、ブログではこうしたノウハウはあまり公開はしていない。かつてニスの調合とか、ニス塗りのノウハウをあの巨匠、アントニオ・ストラディバリウスは、弟子や子供にも教えなかったとか。
それだけ秘伝の方法は独自ノウハウだという。この点では、「せばすちゃん氏」は良心的で親近感をもつ。あらためて、このページを借りて感謝、感謝!

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見よ、ボディの側板はトラ目がくっきりと表れた。これぞ「ライオン丸」じゃー!

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ヘッドに彫刻した模様も、きれいに出ているではないか、感激!

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さて、初回はスムーズにのばしながら薄く塗ることができて、一気に楽器らしい薄いオレンジ系統の色になった。

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アメリカ、シアトルで活躍するJ.チョウ(Ms.Julie Cho)さんが、アルペジョーネソナタをHPのサウンドクリップで掲載していた。早速コンタクトしたら、リンクで紹介することを快諾いただいた。

http://www.juliechocellist.com/media.htm

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朗々と歌いあげ、アルペジョーネの情緒をたっぷりと演奏する美人だ。今後も彼女の活躍が楽しみ。

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ネックの裏、つまり手が触れる部分にはニスは塗らない。なぜか、滑りにくくなって演奏に支障があるからだ。
そのまま白木だけだと、傷、垢、汚れがついて汚くなってしまう。ニス以外で適当な前段階の処置がないか、そう思いあぐねていたら、判明した。
実はチェロ製作の工房では、亜麻仁(あまに)油を使うのだそう。はじめて聞く油だが、ちかくのスーパーマーケットにありました。
オリーブオイルの大衆品に比べて170gで1300円とやや高級。しかしだ、食用フラックス油で、コレステロールゼロと表示があって思わず健康にいいと購入。

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英語の表記には、Omega Flaxseed oil オメガ フラックスシード オイル、Super Polyunsaturated 天然の無精製だ。
もちろん無害なので白木の下地にもいいはず。楽器も健康になってほしいとの親心なのだ。

ガーゼに1-2滴浸みこませると真黄色になるが、白木であるホワイト・シカモア(北米カエデ材)のネックに塗ると薄い黄色が浮き出る。

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横にも薄くタンポ塗りしてみたところ、ねばりがあってスムーズに広がる。浸透も早い。意見するとツバキ油に似ているけれど、さらっとして、手触りはいい。
たぶん楽器製作者は現在までにこうした天然の食材を試しつつ発見した苦労がこの亜麻仁油におちついたのだとおもうと、感慨無量になってくる。
この油をぬったことで演奏もうまくなった気分だ。

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楽器問屋のタツノヤ商会から魂柱立てツールが届いた。

Vnこん柱立器        1個   1500円
Vnこん柱取器        1本   1250円
Vnサウンドポストゲージ   1本    900円

arc-tools.jpg


これらの専用ツールはVn,Vaとの兼用だが、アルペジョーネのリブ横板の厚みサイズに不足している。
でゲージについては、ストローの細いものを先に足してカバーすることにした。

魂柱立てでは、先に歯がついてはいるものの、もっと切り込みが必要。で後でダイヤモンドカッターやすりでさらに角度をつけ磨くことにしたい。

取り出し器は、箱の中に柱が転げ落ちた際に拾う道具。これがないと逆さにふってC穴の細いところから苦労して拾う羽目になる。
つくりは何のヘンテツはなく、先端がばねになっているだけ、別の生活用具としてなにかに流用するには見つからないけれど。


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色付けのニスとして、赤茶(ドイツ製)を2缶入手した。

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下塗りだけの透明ニスは、化粧にたとえてみればファンデーションにあたる。これだけでは美人にはならないが、そうかといってスッピンでは悲しいし、また傷や埃、アカにまみれる。
つまり、この状況は人生そのものを指示しているのだ、
美人でなくてはならない、これは究極の真理なんだね。
どんなに丈夫な楽器であっても、白木のままのスッピンだけでは、見向きもされないのだ。ほほほんのりとした赤紅色というか、この系統のカラーがほしいところだ。そうかといって、家具のような茶系統だけだとくすんだ英国調ではなはだ息苦しい。
そうだ、中をとって赤茶ならどうだ?あまり赤を強調しすぎると、おまえかなり赤すぎないか?とどなられそうだし、いろいろと思い廻る。

18世紀の楽器を多数写真で検索してみると、品の良さで抜群なのは無難なオレンジだ。しかしだ、自分のラッキーカラーはどうしても基本に置きたい。
ガンバ工房ですばらしい楽器を製作されている佐藤一也氏は、なかなか素敵な赤茶でしかも艶消しの手法で表現なさっている。
個人的にこの作者の楽器が好き。

反対に、真っ黄色をベースにしたニスだと浮いているようで、あまり好まない。こんなイメージを思いめぐらすひと時が本当のところ幸せなんだね。

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東京の武蔵野郊外にあるグレゴリオ音楽院で古楽アンサンブルを聴いた。
古楽科の生徒さんの発表会だったが、なかなか上級。うち、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の皆様から運よく楽器の写真をとる許可をいただきました。この紙面にて感謝いたします。

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ガンバよこ

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ガンバ裏

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ガンバ テール

テールにはやはり黒紫檀などを削って貼りこんでいる、かなり薄い。

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ガンバ フィンガーボード

幅は広い、純粋の黒檀だ。

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別の楽器でも、同じ工法で黒檀を薄く貼りこんでいる。もっとも作者は同じだという。

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フィンガーボードの裏側は、松材でくり抜いている。これに黒檀を貼りこんでいるのがわかった。

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むむむ、やはり楽器を軽くする手法はこういった手が込んでいるのだとつくづく感心した。

参考までに、生徒さんの楽器の仕様は以下。
制作者(ルシア):フランスの製作家 René  GARMY
 (筆者注:この作家は超一流、ヴァイオリンも素敵、修理もすばらしい)
製作年: 1985年
弦長: 約70cmで、通常よりすこし大きめ


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オイル・ニスのキットをネット通販(ミネハラ)より購入した。ヴァイオリン製作の人気ブログ、「せばすちゃんのバイオリン奮闘記」でこのキットの情報を得た。
Musicmaker's Kits, Inc. in USA、 ワイプ On バーニッシュニス(Wipe-On Varnish kit) 1セットで
\4,095、送料¥800、合計で¥4,895。 

彼のブログによると、.たしか楽器数台分で約3500円台だったとか、記載の時期にくらべ請求額では大幅に高価に値上げされ、しかも送料が結構かかった。
が、ニスで失敗するわけにはいかず、おおいに気合の入った買い物となった。

通常のニス塗り前には目止めといわれる下地処理が必要だが、このキットのニスにはその目止め剤もブレンドされたオイルニスとなっているようだ。
下地処理とともに、ニス塗り作業にはタンポ方式という布にニスを浸みこませて、直接白木に擦り込んでいく方法だ。
こうした目止めの下処理や面倒なニスのブレンドで手間と時間をとらないだけ、今回の買い物は結論的にいって賢い。ミネハラのホームページの説明によると、大型の楽器=ハープにもこのニスが使えるらしい写真があり、数台分の楽器に処置できるという魅力に答えてくれそうで、しかも経済的かもしれない。

oil-nis-kit.jpg

英文解説には、黄色の布はペーパーかけのあとでカスを取り去るときにつかい、白の布はニスを浸みこませてタンポにしながら木地にしみこませ、のばしていく道具らしい。
黒のスポンジに柄がついた道具は、最初に缶からニスを浸みこませて適量を扱くものだ。付属には紙やすりが二種類あった。
なあんだこんなものなら100円ショップとかDIYで売っているので、ニス缶だけで間に合うのだ。アメリカ人はこうしたキットがコンビニ感覚で好きらしいのだが、ミネハラさんのネット通販もアメリカより輸入代行している点では顧客ニーズをよくマーケティングしている、しかし部材のクオリティとか説明不足の点を差し引いてもちょっと高いんでない?

普通は刷毛で塗る場合、どうしても刷毛につけるニスの量、濃度や速さ、そして塗る面積などで、塗りがまだらになる欠点がある。これを克服するには相当のベテラン技術と経験がともなう。
分布がまだらであると重ね塗りした際にはもっと惨めな表情が残ってしまう。

で、このようなまだらを残さないようなニスを浸みこませた布でするタンポ方式は、トントンと叩きながら、伸ばしていくのでオイルニスには原理にかなったいいノウハウと言える。

ただし、このニスは下処理でやや薄い黄色。なので、数回塗っても色はあまりつかない。このため、着色用のニスは、ドイツ製の赤茶を楽器問屋(タツノヤ)から2缶注文することにした。

ヴァイオリン製作の知人は、下地にコーヒーや紅茶で色づけしてから、透明ニスを数回塗り、その後に着色ニスで自分の理想のイメージに仕上げるのだと教えをいただいた。
しかし、このような経験はやはり相当なノウハウを要する、ま、初回は簡単で便利なイージー仕上げを優先することにしたい。


テーマ : 楽器 - ジャンル : 音楽

 
白木の楽器をさらに入念にサンディングする。

いよいよセルフタイマーで自分の制作工程を公開します。まずは横板の磨きから。

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製作者の近映、横顔をチラリ。

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正面、エッジ部分を慎重に磨きます。

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裏板とボディ底、そしてテール・ペグあたりを磨きます。

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ヒール(ネックのかかと)、裏板のボタン(ボディとネックの接合)の出っ張りを美容整形する。

ヴィオラ・ダ・ガンバやヴィオール、そしてヴァイオリンやチェロなどはぴったり同じサイズになっているが、今回は後で修理は必要になることを考えて幾分余白を残してみる。

丸とんがりの金属ヤスリで少しづつ均していく。

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平やすりで整形する。

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ボディの底にテールペグ(Tail Peg)を取り付ける。ヴィオラ・ダ・ガンバのスタイルを利用したデザインだ。

横からの眺め

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斜めからの眺め

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真上からの眺め

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膠を両サイドにつけて、ラバー(ゴム)付のハンマーで軽く叩きながら垂直になっているか、定規で確認する。

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いままでは指板のベースとなるスプルース(松)のサイズ調整であったが、これからの作業はその上に載せる本体(金属フレームのフレットの飾り)について。
過去に半加工していた本体はウェンジという部材であったが、これをもっと表面を磨き、あとでさらに3-4mmに薄く削る計画をする。
まずは、立ちカンナ(台直しカンナ)と金属ヤスリ、そして最終仕上げには紙やすりを平台に貼りこんだ板へ直にこすりつける。

あらかじめこすった部分とまだ直線になっていない部分の比較をときどきチェックしてみる。

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原始的だがこれがもっとも直線となり、定規で計測してもぴったりとするので納得する方法である。

こすった部分はきれいになっているが、まだ全体に均していないのが写真で指さしている箇所だ。

fb-migaki.jpg

台直しカンナや金属やすりだけでは部分的には適当であるけれども、全体に定規を当てて一直線で向こうの景色か光が漏れないようにならないのだ。
要は定規をこまめに削った箇所と全体を見渡すバランス作業でなくては満足してはいけない。

写真の手前は45cm定規、裏側の手前は内丸の紙やすり台(マジックサンダータイプ C-003)
、その後ろは台直しカンナである。
定規の下部分、黒の直線部があたっている箇所を光にかざしてみて、光が指さなくなるまで隙間を埋めるようにひたすら削るのだ。こうした努力がないといずれは弦を張った時にビビっていい音が出ないことになる。このためにも基礎の削り作業がもっとも大事といえる。

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内丸の紙やすり台の表面を示す。この内丸がなかなか優れよくフィットし削れるのだ。

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ガンバ製作者の庄子氏からガンバ図面を教えてもらった。http://samboze.exblog.jp/
After_Henry_JayeモデルのBass_viol_kit(Renaissance_Workshop_Ltd)のものだ。
サイズ的にはやや適当なので、早速フィンガーボードの長さや幅、そしてカーブ(内外)などのテンプレートを作った。

After_Henry_Jaye-Bass_violkit-Renaissance_Workshop_Ltd.jpg

写真は左よりA、B、そしてCなどのフィンガーボードの位置(ポイント)に当たるテンプレートとなっている。
鉛筆で示した位置はBポイントに相当する。
また写真の右下では、フィンガーボードの最終部分、つまり駒側にあたる部分の断面図だが、これも内外ともにRの写しをテンプレートにしてみた。

なお、出典として、図面だけでも以下の取次ディーラーでネット通販により入手可能となっている。
参考までにご興味あればお問合わせください。
After_Henry_Jaye model, Bass_viol_kit
Renaissance_Workshop_Ltd.
http://www.earlymusicshop.com/



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フィンガーボード(指板)の加工について、ヴィオラ・ダ・ガンバ製作者の庄子氏にご相談した。
かれのブログでは、指板のベースはスプルース、そして指板部は薄い黒檀板を載せる方法だった。
通常、ガンバは薄い樹皮を巻く方法で軽くするのだが、がっしりと作るにはやはり2mmほどの飾り面を削ることらしい。

方法はわかったが、再度R面やサイズの確認を図面でしてみる。まずはヴィオラ・ダ・ガンバ図面では、BASSガンバの指板が長さ47.5cmとやや短く、幅7.8cmと逆に広い。
他方、アルペジョーネの図面では、フルサイズのためか長さ52.57cm、幅8.5cmである。

基本的なポイントといえば、長さはヴィオラからヴァイオリンに匹敵するような高音域までカバーするためにガンバより5cmほど長くする。
また、幅に関しては筆者の手のひらサイズがそれほど大きくないので、ガンバより若干狭くするほうが持ちやすく、抑えやすいと考えたからだ。

zumen-check.jpg

さて、指板の材質といえばいままで加工したウェンジ材は軽いのでそのまま使いたいが、加工サイズはやはり2mm厚みのほうが最適かと判断する。
その他の材質といえば、写真の上部にあげてみたローズウッドもあるけれど、紫檀や黒紫檀並みに硬く詰まったいい部材も考えなくはない。ただしめっぽう重たいのが難点といえる。

結論としては、まずテストに写真中央部にあるハカランダ材を使ってみてから修正や交換を計画しても
いいだろうということにおちついた。

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今回のサイズは約90%縮小に設定したので、最適なアルペジョーネのフィンガーボードは長さ51.4-52cm(フルサイズの22フレットまで対応する長さ)、幅7.5cm程度にプロポーションを保つのがいいだろう。

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フィンガーボード(指板)の製作にかかる前に、ネック角度と駒位置などの確認をする。

タモの角材(幅7.5cmx長さ90cm)を調達し、さまざまな角度を測定する。

neck-sokutei.jpg

チェロ4/4フルサイズの駒は高さTopで8.5cmある。これを参考にすると、弦と指板の差は最適6mmほしい。

neck-kakudo.jpg

逆算すると、ボディとネックの接合部分にある最低の高さは2cmないといけない計算になる。
下の写真では左端が接合部分にあたるので、その高さが必要条件となるのだ。

neck-kakudo2.jpg

チェロは4弦のみであり、アルペジョーネは今回7弦を用意しているから、チェロの駒では横幅がたりない。そこでヴィオラ・ダ・ガンバのフルサイズの駒を使用すると仮定した場合、横幅は10cmと余裕サイズ。
これは指板のエンド(末広がりの最終部分の幅)が現在のところ約7.8cmと設定しており、ガンバの駒であればぴったりかもしれない。

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